国際交流

IPRA(国際平和研究学会)報告

国際平和研究学会(IPRA: International Peace Research Association)2016 年大会(フリータウン・シエラレオネ)参加報告

日本平和学会国際交流委員会編

児玉克哉

篠田英朗

今野泰三

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IPRA(国際平和研究学会)第25回大会参加報告(2014年8月、トルコ、イスタンブール)

古沢希代子(日本平和学会国際交流委員長)

掲載順・専門分野別

ガンジー研究(石井)

紛争(米川、松野、古沢)

原発(安部、吉井)

平和教育(野島、室井、山根)

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APPRA(アジア太平洋平和研究学会)報告

APPRA(The Asia-Pacific Peace Research Association)研究大会(2015年10月9-11日、ネパール、カトマンドウ)

・ネパールにおけるアジア太平洋平和研究学会大会に参加して 

 山根和代(立命館大学)

 ネパールのカトマンドウで、アジア太平洋平和研究学会大会が10月9日から11日までありました。テーマは、‘Pathways towards Just Peace: Reinventing security, justice and democracy in Asia-Pacific’でした。45カ国から165名の参加者がありました。参加者の報告のテーマは様々で、次のような内容のトピックでした。peace policy, governance, histories of cultural peace, Asia-Pacific regional conflicts, religion and spirituality, non-violent action, natural disaster and recovery, migration, human security, the ecology of peace, peace theory, climate change, resource management, gender issues, ethnic conflicts, the arts, media and technology. 大会では、様々な問題に関する情報や考えの交流だけでなく、今後平和研究をしていく上で協力をしていくための交流ができました。詳細は次のHPに載っています。

http://appra.net/appra-conference-2015/appra-conference-2015-event-report/#sthash.YIcsRS9H.dpuf

 大会に参加した時の記録をもとに、参加した時の状況をお知らせします。

 

10月8日の夜中に関空を出発して、約五時間でタイのバンコクへ行きました。空港で約6時間乗り換え時間があり、その後3時間半かけてネパールのカトマンドウへ。到着しても約束していた旅行会社の方がいなくて、1時間後にやっと出会いました。他の人と満員のマイクロバスでホテルへ移動しましたが、ひどいガソリン不足でバスの屋根の上にも人が乗っていて驚きました。大地震の影響でまだ瓦礫があり、道路は舗装されていなくて、まだまだ復興の途上であるという印象を持ちました。3時半にホテルへ車が来ると言っていましたが、車が来たのは何と5時半で、ネパールタイムのようでした。歓迎の挨拶には平和・復興大臣が来られましたが、遅れて参加したのでほとんど聞くことができませんでした。しかし平和・復興大臣というのは、おもしろいと思いました。歓迎パーティではネパールの音楽やダンスがあり、仏教国なのでダンスの中にお坊さんが出てきて興味深く思いました。旧友との出会い、新たにできた知人とのおしゃべりを楽しむことができました。

しかし停電があるため、ホテルにはろうそくとマッチが用意されていました。なぜガソリン不足かというと、新憲法が制定されたものの、インドに近い所に住むネパール人の権利が保障されていないということで、インドからガソリンが入らないように妨害したからです。教え子の女性がネパールの非政府組織で仕事をしていたので、大会の会議場に会いに来る予定でしたが、タクシーに乗ろうとしてもタクシーのガソリン不足でとうとう会うことができませんでした。

大会の途中でも停電になり、それでも報告を続けているとまた電気がつくという状況でした。ホテルでシャワーを使おうとしてもなかなかお湯がでないので、ホテルのフロント担当の人に聞くと、五分位水を出していたらお湯がでるとのことでした。確かにその通りで、改めて驚きました。日本を基準に考えてはいけないと考えさせられました。

私はウェブスター大学のロイ・タマシロ教授とハワイ大学のジニー・ラム教授といっしょにパネリストとして、平和教育をテーマに研究発表をしました。また平和のための博物館を通した平和教育についても報告をしました。他の研究者の報告をいろいろ聞きましたが、多くのこと学び、新たに研究者と出会うことができて幸いでした。

例えばインドネシアの研究者は、多くの人々の力で軍人ではなく庶民的な大統領を選出したことを報告していました。また同じくインドネシアの別の研究者は、漁師がオーストラリア付近で漁をすると逮捕されて船が焼かれ、訴訟を起こして補償をしてもらったなどの報告がありました。この報告を聞いていて、尖閣諸島付近での漁の問題、またソマリア付近で他の国の船が大量に漁をしたためにソマリアの漁師が困り、海賊になったことを思い出しました。国際協定で海域の境界線を引くという問題があり、どう解決をすべきなのかなどの報告でした。

結局ガソリン不足でカトマンドウ空港と会議場しか行くことができませんでしたが、帰りに空港へ行く際に、運転手が気を利かして空港近くの市場へ連れて行ってくれました。主に仏教、ヒンズー教に関するものが多くて何も買いませんでしたが、インドの研究者は喜んでいろいろ買っていました。航空機はタイ航空を利用しましたが、大きなジャンボ機でした。タイの研究者にそれほど多くの人がなぜネパールへ行くのか聞いてみました。タイも仏教国なので、ネパールのブッダが生まれたところやお寺に行く人が結構いるそうです。

ネパールの食事はカレーが使われていることが多く、ある時緑の豆かと思って食べてみると、口の中が火事になったくらい熱くなって大変でした。その後はその緑の唐辛子は注意して食べないことにしました。しかしとても辛い料理を平気で食べる人がいたので、驚いた次第です。

ネパールでは1時間遅れても、特に異常ではないようです。日本では2分列車が遅れると、「申し訳ありません」とアナウンスがありますが、2分どころか2時間遅れてもどうということはないようです。9時に研究発表で8時にホテルに車が来る予定でしたが、8時半になっても来ず、電話をすると5分後に行くとのことでした。しかしその後あと15分で行くと連絡があり、結局9時開始の大会に遅れてしまいました。幸いもう一人の研究者が報告を始めてくれていたので何とかなりましたが、司会者も遅れてきたそうで、これまた驚きました。帰国する前日に旅行会社の人から「予定した時間より30分遅れたらどうしますか」という質問がありました。「もうネパールタイムに慣れました」と答えると笑っていました。時間を正確に守ろうとするのは日本人とドイツ人くらいのもので、その他の国はそれほど時間を気にしないとタイの研究者が指摘していました。そんな話を聞いていると、何だか日本の方が「異常」なのかと思い始めたので不思議です。

その旅行会社では、ヒマラヤの近くの人々が栽培したお茶などを売っていたので、購入しました。かなり時間にルーズなので最初はあまり良い印象を持っていませんでしたが、村人の生活が良くなるような取り組みもしていて、感心しました。

いろいろハプニングがありましたが、分科会が同時に進行して参加できない報告を、大会でもらったUSBのデータで読むことができ幸いでした。もしデータを入手したい方がいらっしゃいましたら、日本平和学会大会に参加した際に声をかけて下さい。その際USBを持参されることをお勧めします。

 

 

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APPRA(The Asia-Pacific Peace Research Association)研究大会(2013年11月12-14日、タイ、バンコク)

・APPRA大会に参加して(2001〜2013年) 

 山根和代(立命館大学)

・アジア太平洋平和研究学会(APPRA)研究大会(11月12-14日)に参加して 

 淺川和也(東海学園大学)

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日本平和学会国際交流委員会企画

セミナー「スウェーデンの平等オンブズマン制度について」

ゲスト:ポール・ラッパライネンさん

司   会・古沢希代子(東京女子大)

コメンテーター・金朋央(きむ・ぷんあん)

   在日コリアン青年連合共同代表

主   催・日本平和学会国際交流委員会

後   援・大阪大学大学院国際公共政策研究科

日   時:2015年2月24日(火)15:00-17:00

場   所:大阪大学東京オフィス多目的室

(東京都千代田区霞が関1-4-1 日土地ビル10階)

http://www.osaka-u.ac.jp/ja/academics/facilities/tokyo/office

参加費:無料(要参加申込み

講演は英語、日本語逐次通訳あり

 

スウェーデンの平等オンブズマンは、2009年に設立された政府機関で、それまで異なる分野の差別問題を扱っていた機関を一本化してできあがった。ジェン ダー、民族・宗教、障害者、性的志向による差別等を対象に、「差別法」の理解普及を主たる活動とし、苦情申し立てを受け付け、それを調査したり、裁判にお いて被害者を代弁したりする。また、育児休暇の取得に関しては労働者が育児休暇をとることによって不利とされないよう、苦情申し立てを受けて調査を行う。 しかし、警察や司法機関のように強制措置をとる権限はなく、また原告となることもできない。セミナーでは、スウェーデンの差別問題の現状とそれへの政府・ 社会の対応、とくに平等オンブズマンについて詳しく話を聞く。

 

参加申込みはお名前、ご所属を添えて、下記メールアドレスへお願いします。

日本平和学会国際交流委員会本企画担当(松野明久/大阪大)

matsuno[@]osipp.osaka-u.ac.jp