⑨ジェンダーと平和 : 設立趣旨

【連絡先】

責任者 秋林こずえ

E-mail kakibay(a)mail.doshisha.ac.jp

電話 075-251-3933

 

 ジェンダーと平和分科会は、平和に関するあらゆるテーマを「ジェンダー・パースペクティブ」でとらえなおすことを目的とし、分科会をそのための討論および発表の場にするために設置されました。ジェンダー・パースペクティブを用いることで、今まで見えていなかったことを可視化するとともに、今までとは異なる視点から研究や活動の広がりや深化を目指したいと考えています。平和学の研究の主流が男性研究者にあることを認識した上で、より建設的に男性研究者をも巻き込んで学問の本来のあり方を打ち出し、理論構築の面からも積極的に活動を展開したいと思っています。

研究目標

ジェンダーと平和分科会は、平和学・平和研究や平和活動において「ジェンダー」の持つ意味を明らかにするとともに、「ジェンダー・パースペクティブ」により平和学・平和研究の課題を分析することを目指しています。ジェンダーの導入により、新たな研究方法や理論構築を提示し、学問や社会のあるべき新しい姿を示したいと考えます。女性だけでなくすべての研究者、そして活動を中心に進めている人たちの参加を期待しています。社会的弱者の平和を脅かす状況が、あいかわらず続いています。ジェンダー・パースペクティブの理解を進めるとともに、平和を実現するための行動にも取り組んでいきたいと思います。

参考文献

 (暫定版)

B・リアドン『性差別主義と戦争システム』勁草書房、1988

M・ミース、CV・ベールホフ、VB・トムゼン『世界システムと女性』藤原書店、1995

鈴木裕子『戦争責任とジェンダー』未来社、1997

上野千鶴子『ナショナリズムとジェンダー』青土社、1998

C・エンロー『戦争の翌朝 ポスト冷戦時代をジェンダーで読む』緑風出版、1999

VAWW-NET Japan編『女性国際戦犯法廷の全記録』緑風出版、2002

日本平和学会設立30周年記念出版『グローバル時代の平和学 全4巻』法律文化社、2004

若桑みどり『戦争とジェンダー』大月書店、2005

大越愛子、井桁碧『脱暴力へのマトリックス』青弓社、2007

敬和学園大学戦争をジェンダー表象研究会編『軍事主義とジェンダー』インパクト出版会、2008