第5号:現代日本の平和保障(1980年9月刊)

作品概要

●巻頭言

初瀬龍平「国際関係研究から平和研究へ」

田畑茂二郎「会長に就任して」

 

●特集1【現代日本の平和保障】

川田侃「総合的平和保障の構想」

里深文彦「科学技術と平和―“ウィーン会議”に出席して」

神島二郎「政治原理としての平和」

正村公宏「平和的経済の展望」

桑木務「哲学者の平和論に寄せて」

堀尾輝久「『平和と教育』について」

関寛治「平和保障構想における安保条約廃棄への諸段階」

鴨武彦「日本における軍縮の条件」

前田寿「アジアにみる平和地域の可能性―朝鮮半島の場合」

 

●特集2【現代日本の平和教育】

佐久間勝彦「社会科における平和教育の課題と方法」

<1979年度春季シンポジウム平和教育部会報告>『沖縄における平和教育』

 安仁屋政昭「戦争体験の継承」

 金城重明「集団自決の体験から」

 外間米子「沖縄における平和教育―ひめゆり学徒隊に参加しなかった生徒と、教師を通して考える」

 福地昿昭「沖縄における平和教育」

 山川宗秀「学校現場での実践」

 森下弘「全国高校の平和教育実践事例から」

 鎌田定夫「沖縄・広島・長崎をつなぐものは何か―証言運動にみる体験の思想化と継承の問題」

 

堀江宗生「平和教育学をめざして―その系譜・課題・方法」

坂本義和「平和研究における自立と協力―IPRA事務局受入れにあたって」

IPRA事務局維持募金ならびにアジア平和研究国際会議開催資金募金

 

●論稿

鎌田定夫「反核証言運動の思想的展開」

高榎堯「朝永振一郎博士とパグウォッシュ運動」

小野修「市民社会の平和と安全―その思想的起源について」

西川潤「新国際経済秩序と内発的発展―自力更生の政治経済学」

 

●海外学界動向

中村研一「世界秩序の研究動向―イプラ第8回総会報告」

岡本三夫「世界平和とは何か―第8回国際平和研究学会に参加して」

川嶋辰彦「PSSIの一側面」

黒川修司「IPSAモスクワ会議に出席して」

高柳先男「『戦争学』から『平和研究』へ―フランスの動向について」

 

●書評

浮田久子(パオロ・フエイレ著『非抑圧者の教育学』)

本間浩(日本平和学会編『平和と人権』)

中川直哉(斉藤優著『技術移転論』)

小寺初世子(広島県朝鮮人被爆者協議会(朝被協)編『白いチョゴリの被爆者』)

 

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