委員会


企画委員会

◎アレキサンダー・ロニー 〇堀芳枝 阿知良洋平 大野光明 齊藤小百合 申惠丰 森田豊子 和田賢治

私たちを含むすべての生き物の生存や尊厳を脅かしているのはコロナ禍、戦争や紛争、核だけではない。注意深く見なければほとんど意識しない日常的な営みにおける軍事化や、社会的に「許されている」暴力、偏見や差別の拡大などにも目を向ける必要があります。それらに対して、既存の平和学からの批判的なまなざしに加えて、新しい視点や方法論による「平和学」も不可欠だと感じています。それをみなさんと一緒に探り、作り上げていきたいです。

(企画委員長:アレキサンダー・ロニー)



編集委員会

◎木戸衛一 〇佐藤史郎 朝井志歩 五十嵐誠一 黒崎輝 清水奈名子 高松香奈

会員の研究発表機会を増やし、平和学会の発信力を高めることを目的として、学会誌『平和研究』は、2021年度からオンライン・ジャーナルに生まれ変わりました。日本語だけでなく、英語での投稿も可能です。査読を経て掲載決定となった論文は順次、J-Stageで国内外に向けて公開されます(現在56号以降が公開中)。特集投稿論文は応募期間が決まっておりますので、学会ウェブサイトの投稿呼びかけをご確認ください。自由論題論文は随時投稿できます。会員のみなさまからの投稿をお待ちしております。

(編集委員長:黒崎輝)



広報委員

◎高部優子 笠井綾 黒田俊郎 土野瑞穂 中束友幸 中原澪佳 平井朗 前田りさ

ウェブサイト、メルマガ、プレスリリースなどにより学会内外での情報共有と交流促進を進めてまいります。それぞれの担当メンバーと「平和学」「平和学会」の魅力を受信・発信できるよう、創意工夫をしていきます。みなさまからの情報・アイデアをお待ちしております。

(広報委員長:高部優子)



 ◎加治宏基 君島東彦 権香淑 佐々木寛 高原孝生 森本麻衣子 陸德婷

第25期国際交流委員会は、平和研究者の連携をグローバルに展開します。平和学対話の対面再開を目指して"peace"を動詞としてまいります。昨今の東アジア情勢は楽観視できるものではありません。それゆえに、各会員の英知に根ざす越境交流の場として、対話の裾野を広げることがいっそう求められます。いっしょに東アジアを平和しましょう。

(国際交流委員長:加治宏基)



学会賞選考委員

 

◎黒田俊郎

日本平和学会は、日本における平和研究、平和運動において大きな貢献をした団体および個人の功績を称え、平和運動、平和研究のいっそうの活性化を期し、日本平和学会平和賞及び平和研究奨励賞を設けております。これまでに、2006年の第1回から2021年の第8回まで、授賞がおこなわれてまいりました。授賞は2年に1度となりますので、次回第9回は、来年2023年を予定しております。2023年は、学会設立50周年の記念の年でもありますので、襟を正して、賞の設置目的にふさわしい選考とすべく全力を尽くしてまいります。会員の皆様には、しかるべき時期になりましたら、平和賞及び平和研究奨励賞に対する候補者/団体のご推薦をお願いすることになると思います。どうか、よろしくお願いいたします。また学会ホームページを訪れてくださった皆様は、どうぞ、これまでの受賞者一覧をご覧ください。

(学会賞選考委員会委員長:黒田俊郎)



ハラスメント防止・対策委員会

◎阿部浩己 〇毛利聡子 土野瑞穂 元山仁士郎 勅使川原香世子

[相談窓口] 木戸衛一 佐伯奈津子 高原孝生 古沢希代子 

日本平和学会は、2021年11月6日に「ハラスメント防止・対策ガイドライン」を施行し、学会に関わる者の人権・尊厳が守られる環境を整備することを誓いました。本委員会は、同ガイドラインの履行を確保するため、「ハラスメント防止・対策委員会規程」に基づき設置されたものです。ハラスメントの発生防止に努めるとともに、相談窓口を設け、ハラスメント関連事案について必要な措置を講じることが活動の柱です。できたてほやほやですが、すべての会員が安心して学会活動に取り組んでいけるよう、力を尽くします。

(ハラスメント防止・対策委員会委員長・阿部浩己)



憲法プロジェクト委員会

 ◎君島東彦 青井未帆 遠藤誠治 笹本潤

 

日本平和学会は、19739月の設立総会・研究会以来、戦後日本憲法の平和原理を日本の平和研究の重要課題として位置づけ、憲法平和原理の理論的分析、動態の把握、憲法原理から逸脱する政策の批判等を行なってきました。現在の日本の政治状況、東アジア国際関係、日本の安全保障政策を見ると、いま憲法平和原理が根本的に変更されるおそれを否定できません。日本平和学会の会員および一般市民が、憲法平和原理についての的確な認識と実践をできるように、タイムリーに現状分析、理論的検討、政策的提言を提供することを目的として憲法プロジェクト委員会を設置します。具体的な活動としては、「憲法と平和」分科会と連動して、2022-2023年に合計4回開催される研究大会・集会のときに、報告・討論を提供することを基本とします(この報告は平和学会のウェブサイトに掲載してより広く共有します)。憲法プロジェクト委員会の活動へのご支援をお願いいたします。

2023年日韓ジョイントセミナー「東アジアにおける紛争、予防、早期警戒」

(憲法プロジェクト委員会委員長:君島東彦)



◎鴫原敦子 藍原寛子 石原明子 鈴木真奈美 高橋博子 竹峰誠一郎 徳永恵美香 蓮井誠一郎 原口弥生 平井朗

3.11プロジェクト委員会は、東日本大震災後の2014年に活動を始動しました。3.11は、私たちの社会に何をもたらし、何を問い続けているのでしょうか。それに向き合うため、現場の声に耳を傾け、暴力の縮減をめざす平和学ならではの視点から活動に取り組んでいます。近代の歴史と権力構造に深く根差した核/原発を問うと同時に、被災地内外で、平和の実現にむけて動きだした様々なアクターをつなぐ役割も果たしていきます。

(3.11プロジェクト委員長:鴫原敦子)



「気候変動と21世紀の平和」プロジェクト委員会

◎前田幸男 上村雄彦 小田博志 小谷一明 佐々木寛 鴫原敦子 蓮井誠一郎 中野佳裕 毛利聡子 横山正樹

「新型コロナウィルスによる感染症の拡大、生物多様性の消失、気候危機の深刻化と、これらは人類が近代化/グローバル化を経て「発展」してきた中で生じている問題群です。これらは生半可な技術的是正策だけで切り抜けられるような軽い問題ではなく、これまでの社会のあり方の根源的な見直しへのシグナルとも捉えられます。本プロジェクトは、人々のライフスタイルの見直しや、ヒト以外の存在とヒトとの共生による平和のあり方と含む「文明」そのものの問い直しを、平和学会ならではの多角的・学際的に検討し、変革に向けたプラットフォームとして活動して参ります。」

(「気候変動と21世紀の平和」プロジェクト委員会委員長:前田幸男)