第25号: 20世紀の戦争と平和(2000年11月刊)

作品概要

●巻頭言

高柳彰夫・林博史「20世紀の戦争と平和」

●論文
初瀬龍平「平和研究の課題と展望」
石原昌家「沖縄の戦争体験・基地体験と平和への希求」
高田和夫「第二次世界大戦とソ連」
高原明生「国民党と共産党の戦争と平和―20世紀後半の中台関係―」
吉田修「南アジアにおける戦争と平和―インドとパキスタン:展望なき対立―」
竹村卓「集団的自衛権の歴史的位相」
平木隆之「北海道の大型リゾート開発とローカルコモンズの再生―トマム大型リゾートの事例を中心に―」

●学会動向
児玉克哉「北欧の平和研究所の動向から」

●書評
山田康博「核時代とは何であり、それをどのように超えていくのか」
(坂本義和編『核と人間Ⅰ 核と対立する20世紀』同編『核と人間Ⅱ 核を超える世界へ』)
星野昭吉「グローバル化時代の「平和学と平和の現在」の在り方を問う」
(岡本三夫・横山正樹編『平和学の現在』)
木戸衛一「軍事的性奴隷制(不)追及の多角的検討」
(VAWW-NET Japan編、内海愛子・高橋哲哉責任編集『戦犯裁判と暴力』)
大越愛子「軍隊暴力は、誰に向けられているのか」
(駐韓米軍犯罪根絶のための運動本部編、徐勝・広瀬貴子訳『駐韓米軍犯罪白書』)
永井均「知られざる戦争の記憶」
(ジェフリー・ホワイトほか編、小柏葉子監訳『ビッグ・デス―ソロモン人が回想する第二次世界大戦』)
安江則子「国連とNGOの新たな関係を模索して」
(馬場憲男著『国連とNGO―市民参加の歴史と課題』)
戸﨑純「地場産業の発展・経済自立・構造的暴力の克服を求めて」
(佐竹眞明著『フィリピンの地場産業ともう一つの発展論―鍛冶屋と魚醤』)

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