第37号:世界で最も貧しくあるということ(2011年10月刊)

作品概要

 

オンライン・ジャーナル形式(J-Stage上で公開しています)

 

巻頭言 

 あらためて「南北問題」を考えよう ・・・峯陽一/吉田敦

●依頼論文
1.21世紀のアフリカの貧困 現金移転から社会連帯政策へ・・・大林稔
2.複合格差を移動する 湾岸産油国で家事労働者として働くフィリピンのムスリム女性・・・石井正子
3.対アフガニスタン支援の様々な側面 十分だが不足する援助・・・嶋田晴行
4.「ジェンダー主流化」を越えて 紛争後の東ティモールにおける灌漑復旧の現場から・・・古沢希代子
5.破綻国家/脆弱国家の状況から照射する世界秩序とガバナンス 開発研究の視角から・・・妹尾裕彦

●投稿論文
6.問題発見・解決過程の語りと当事者性・・・笠井賢紀

●書評
開発研究と地域研究の架橋を目指して・・・吉田 敦
 (高橋基樹『開発と国家――アフリカ政治経済論序説』勁草書房 2010年1月)
アフラシア叢書――紛争解決の新たな知を目指して・・・上野友也
 (長崎暢子,清水耕介編『紛争解決――暴力と非暴力』ポーリン・ケント,北原淳編『紛争解決――グローバル化・地域・文化』川端正久,武内進一,落合雄彦編『紛争解決――アフリカの経験と展望』ミネルヴァ書房 2010年6月)
「脆弱国家」支援と国際援助協調の課題・・・佐藤千鶴子
 (稲田十一編『開発と平和――脆弱国家支援論』有斐閣 2009年9月)

政治的想像力を取り戻す・・・浪岡新太郎
 (セルジュ・ラトゥーシュ著,中野佳裕訳・解題『経済成長なき社会発展は可能か?――〈脱成長〉と〈ポスト開発〉の経済学』作品社 2010年)

日本平和学会の研究会活動・・・日本平和学会事務局

編集後記・・・峯陽一/吉田敦